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グラトリをやったり、キッカーでジャンプしている人はどんな動きをマスターしているのだろうか?実は大事な2つの動作があり、その動作をマスターするにはどうすればいいのかを説明しています。オーリーの前提となる板のしなり(フレックス)や、回転系の技の前提となる板のねじれ(トーション)を扱うためにおすすめの練習法と最適な順番について詳しく知りたい人は是非見てください!

本記事では、動画のステップ3(3:22以降)を詳しく解説・補足しています。




スノーボードでのスピン(回転)に影響を与える動きは大きく分けて2つある。

1、一つ目は板に直接回転力を与える方法(トーションを利用する方法)

2、二つ目は、板が空中に浮く瞬間に上半身が回転している状態を作る方法(一般的には先行動作と呼ばれている)

ちなみに、この2つは別々のものではなく、同時に使うことで回転力をより大きくすることができる。つまり、同じ回転力でも一つ目の方法の影響が大きい場合と2つ目の影響が大きい場合があり、それぞれの影響の度合いもさまざまだ。

 

例えば360度回すには、たいていの場合、1と2の両方を用いて回転し、最後に残りの角度をシフトで合わせるという動きをしている。2のみの影響で360度回すこともできる。

※シフトについては、「上半身のシフト|技の成功率をUPさせる上半身の動かし方」で説明しているので、知らない人は参考にして欲しい。

図で表すと次のようになる。

この例でいうと、トーションの影響が強め、2の影響が弱めで270度を回し、残りの90度をシフトで合わせて360度回している。

2番目は、全て2の影響でぴったり360度回している場合。

3番目は1と2の影響が半々で300度回し、残りの60度をシフトで合わせている場合。

 

もう一度、板に回転力を与える方法を確認しておこう。

・一つ目は板に直接回転力を与える方法(トーションを利用する方法)

・二つ目は、板が空中に浮く瞬間に上半身が回転している状態を作る方法(一般的には先行動作と呼ばれている)

※さらに、浮く瞬間に上半身が回転していなくても、ひねられている場合(例えば進行方向に肩が開いている場合)には回転の助けになる。

 

ここで、二つ目の方法は、「板が空中に浮く瞬間に上半身が回転している状態」でなければならないので、タイミングが命だ(回転が終わってしまっていてもだめだし、回転が始まっていなくてもだめ)。

使っている板のフレックスの具合だったり、フレックスをどれだけかけて踏み切るのかは人によってかなり違う。つまり、タイミングに個人差が相当あり、一般的な説明が難しい・・・(別の記事でできる限りの説明をすることにする。)

「板が空中に浮く瞬間に上半身が回転している状態」になればいいという事を知っておいて、感覚を試行錯誤(経験)でつかむしかない。

だから、いったん置いておいてまずはトーションの使い方をマスターしてしまおう!

 

板のしなり(フレックス)の扱いに慣れたら、次は板のねじれ(トーション)を上手く扱えるようになる方法を説明する。

板がねじれると、元に戻ろうとする力が働いて、その力は板を横に回すために利用できる。

つまり、スピンするための力になるわけだ。

 

ステップ3

ステップ1と2の内容を知らない人はまず、グラトリ・キッカー・ジブの前提となる2つの基本動作(フレックス編)を参照してほしい。

①まずは、板をどうやってねじるのか知っておこう!

板をねじるためには、前足のつま先またはかかとを持ち上げるように板に力を加える。

つま先を持ち上げるとフロントサイド側への回転力を与えることができ、かかとを持ち上げるとバックサイド側への回転力を与えることができる。

・つま先を持ち上げた状態(フロントサイドの場合)

・かかとを持ち上げた状態(バックサイドの場合)

これは板のフレックスにあてはめると、しならせて止まった状態だ。

この状態からオーリーして板を空中に浮かせると、板が回転を始める。

 

②トーションのかけ方を知ったところで、まずは止まって板を回して感覚をつかむ

本当に最初は、止まった状態からトーションをかけつつオーリーしてほんの少しでもいいから板を回してみよう。

ここではトーションを利用すると板に回転力が与えられるということが分かればOKだ!

90度まで回すことができれば、それは実戦で頻繁に使う動きになるからかなりの収穫だと思っていい(ジブアイテムで板を横にするには90度回す必要があるけど、トーションで90度回す方法とシフトで90度回して横にする方法がある)。

万全を期すなら、止まって180度回せるようになるまで練習してもいいけど、

90度まで回せれば滑りながらでも90度回してみる段階に進んでもいい。

 

③滑りながら90度回してみる(フロントサイド90とバックサイド90)

まっすぐ滑りながら90度しか回らないと、板が滑り降りる方向に対して90度になってしまい(横滑りの形)、逆エッジになるか良くても止まってしまう。

だから、斜面を横切るようにすべりながら、オーリーして90度回し、谷側に滑り降りるというやり方でトライしてみよう!

・まずは斜面を横切るようにすべる。

・オーリーして・・・

・トーションを使って板に回転力を与えていることを感じつつ、90度回して滑り降りる。

 

④慣れてきたら、どんどん180度まで近づけていく

・真横ではなく、少し斜面を下り降りる方向に滑りつつ板を回転させてみよう。

・トーションを感じつつオーリーする。

・90度以上回してみる。

上半身の詳しい動かし方は別の記事で詳しく説明するけど、180までであればオーリーと同時に(浮いた後にならないようには注意しよう!)胸を進行方向に向けるだけで十分だ(フロントサイドの場合)。

バックサイドの場合はオーリーと同時(こちらも板が浮いた後にはならないように)に胸を山側に向けよう。

 

トーションは板に回転力を与えるためにすごく重要なので、扱い方を是非マスターして欲しい。

フレックスとトーションの扱い方をどんどん上手くしていく事で、できる技が増えていく。これに、上半身の使い方を加えると、ほぼすべての技をやるための基礎を知ったことになるので、次は上半身の使い方に進んでほしい!




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