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スノーボードを始めた日はレンタルボードで滑ったかもしれないが、自分の板を手に入れた後は

板のセッティングは自分でする必要がある!

例えば、いつもと反対方向にも滑れるようになりたい場合(スイッチやフェイキーと呼ばれている)、
レンタルの場合のバインディングの角度から変更した方が滑り易い。

他にも、自分のやりたい滑りに合わせて変更できると良い事がいくつかある。

具体的には
1.バインディングの角度
2.バインディング間の広さ(スタンス幅)
3.バインディングを板の中心につけるか、それとも少し後ろ目に付けるか(セットバックの有無)
4.ハイバックの角度(フォワードリーンの調整)
5.センタリング

の5つは必ず知っておきたい。

本記事では

・この5つが何なのか?

・どのようにして決めれば良いのか

の基本を説明していく。

ただ、細かく考え出すとかなりボリュームが多くなってしまうので、

全く分からない人が最初に押さえておくべき重要ポイントのみに絞る。

 

これらのセッティングは

最終的には自分のやりたいことがやりやすいように決めるのだが、

自分の好きに決めるというのは、最初は逆に難しい。

一定の型を提示されてそれをとっかかりに進めるのがやり易いと思う。

 

どんなことがやりたいにせよ、必ず通った方がいいステージがある。


「フリーランできるようになり、スイッチフリーランできるようになり、基本的なグラウンドトリックができるようになる」という道だ。

どんなスタイルに進むにせよ、

これらは、そのための大きな基礎になるので是非一通りマスターしておくことをおススメする。
そこで、本記事ではそこまで到達するのに向いているスタンスを念頭に説明していく

(スイッチフリーラン、グラウンドトリックがやり易いスタンス)。

※以下、レギュラーの場合を前提に説明するので、グーフィーの人は左右を逆にして解釈して欲しい。




1.バインディングの角度(アングル)

レンタルの場合、たいてい左右のバインディングが同じ方向を向いている。

 

これは、向いている方向に滑ることを最大限重視したセッティングだ。
但し、これだと逆方向に滑りにくいという欠点がある。
それをまずは解消しよう。
そのためには、後ろ足のバインディングをテール側(外側)に向ける。

例えば、いままでは9度でセッティングされていた後ろ足を
マイナス9度に変更する。

※バインディング角度のプラスマイナスの定義
通常の進行方向に角度をつけるのがプラス。その逆に角度をつけるのがマイナスと定義されている。

これで逆方向に滑り易くなる。
具体的な角度はずばり-9度で試してみて欲しい。
前18度後ろ-9度の角度にする。

あたりをつけやすいように具体的な数字を挙げたけど、これは自分で試行錯誤してベストを見つけていかなければならない部分だ。
板の形(ディレクショナルかツインか)
セットバックの程度によっても
滑った感触が微妙に変わってくることを覚えておこう。

<バインディングの角度の設定方法>

バインディング本体の基準位置に、ディスクプレートの目盛りを合わせて角度を調節する。
ちなみに、ディスクプレートの目盛りは3度刻みになっていることがほとんどだ。


まずは、ディスクプレートの0度の目盛りとバインディングの基準位置を合わせて板に置いてみる。


バインディングが板に垂直になっていることを確認しよう。

次に、ディスクプレートの18度の目盛りとバインディングの基準位置を合わせて板に置いてみる。
18度の目盛りはプラス方向、マイナス方向の2つあるのでバインディングが希望の方向になる事をチェックする。

 

その状態でビスを止めて固定する。

参考記事
➡バインディングの角度(アングル)をどうするか?|スタイル別具体例

 

 

 

2.スタンス幅


左右のバインディング間の幅は「スタンス幅」と呼ばれている。
スタンス幅は板のスペックとして表示されている。
例えば、マックス55cmといった具合だ。

 

レンタルボードではスタンス幅は狭めにセッティングされていることが多い。
これは、スタンス幅が狭いとターンしやすいからだ。
マイナス点はスタンス幅が狭いと安定性が小さくなり、踏ん張りがききにくくなる。

逆にスタンス幅が広いとターンのしやすさが少し減り、安定性が高まる。

プレスなどのグラウンドトリックもどちらかというとスタンス幅が広い方がやりやすい。

まずはこれを押さえておこう。

 

実際板の上にバインディングを置いて足をのせてみよう。
肩幅よりも狭いスタンス幅はあまりお勧めできない。
広すぎても膝に負担がかかってしまう。
そこで、肩幅より少し広い位をまずは目安にする。

そしてヒザを曲げて腰を落としてみて、一番踏ん張りやすい広さを試行錯誤してみる。
それがいったんのベストなスタンス幅として試してみよう!

参考として、身長とスタンス幅の一般的な対応表を載せておく。

あくまでも目安なので、この数字にこだわりすぎないようにしてほしい。

スタンス幅もアングルと同じで、実際滑ってみて自分の要望とすり合わせてベストなものを見つけていかなければならないのが大変なところだ。
大変かもしれないけど、その試行錯誤を楽しんでしまって欲しい。

また、例えば広めにスタンスをとった方がカッコいいと思うのであればそれもスタンスを広めにしてみる十分な理由だ。

それで試してみて、いい感触が得られなければ修正していこう。

3.セットバック

自分のスタンス幅の中心をボードの中心から後ろにずらすことを、セットバックと呼ぶ。

<セットバックの効果一般論>
①通常のスタンスで滑る場合、ターンがしやすくなる。
②ノーズが長くなるので、パウダーでの浮力を得やすくなる。

つまり、スイッチでも滑りたいけど通常のスタンスでのターン性能をどちらかというと重視したい場合は、少しセットバックを入れるといい。

基本原則は、

・ツインチップ(ノーズ側とテール側が対称)の板

セットバック無し

・ディレクショナル(方向を持つという意味。通常はノーズが長くなっており、セットバックを前提に設計されている。)の板

設計段階でのセットバックをそのまま使う

 

板には、多くの場合バインディングを取り付ける推奨位置が表示されている。

自分の板のビス穴周りをよくよく見てみて欲しい。
ここですよというようなマークが描かれていればそこが推奨取り付け位置だ。

その板は、その位置にバインディングを取り付けることを前提に設計されているのでそれに従うのが無難だ。

参考記事
➡スノーボードのセットバック|効果とスタイル別の目安

 

 

 

4.フォワードリーン


フォワードリーンとは、バインディングのハイバックの位置を前に傾けること
初心者やフリースタイル(グラトリ、パーク等)の一般的セッティングはフォワードリーン無しなので、

まずは無しでセッティングしておくのがおススメ。
調整する場合も、小さな角度から前に倒していくようにしよう。

ハイバックを観察して、調整するための部分があることは確認しておこう!
ドライバーが必要なものもあるけど、多くは工具を使わず調節できる。

5.センタリング


センタリングとは、板のトゥ(つま先)サイドとヒール(かかと)サイドの中心に乗れるようにバインディングをセッティングすること。

バインディングにブーツをつけてみて、つま先とトゥエッジの距離・かかととヒールエッジの距離が均等になるようにする。

ディスクプレートには、バインディングを少しトゥ側に寄せたり、ヒール側に寄せるための穴がある。

まずは真ん中の穴を使ってバインディングをつけてみて、つま先とかかとの差が大きいようならバインディングの位置を調節しよう。

まとめ

以上、自分でギアのセッティングをするためには以下の5つのポイントを押さえておく必要がある。

①バインディングの取り付け角度

②スタンス幅

③セットバックの有無

④フォワードリーンの調整

⑤センタリング

ここでは、ざっくりとした全体のイメージを掴むことを重視しているので、もっと細かい点が知りたい場合は他の記事を参照してほしい。

とはいえ、細かい事は徐々に覚えていきたい場合は本記事の内容通りに試してみて、その都度修正していく方法でも問題ない。




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